毎年恒例のイベント9回目です。若くはないけど、ここでは若手の若衆会の主催です。
先ずは山茶の摘み方の説明。一芯三葉を摘みます。
そして早速一人一つずつ茶摘の籠を持ってお茶畑へ。
こんな所を登って、お茶畑。山茶は種がこぼれて勝手に生えてきます。野生のお茶で山に生えてるからちょっと足場が悪いです。入り口がすべりやすくてゴメンナサイ。来年は登りやすいようにしますね。
みんな教わったとおり山茶を摘んでいきます。最初は「しんきな~」(訳:めんどくさい)と感じる手作業ですが、ちょっとすると止まらなくなる。「よーし、いっぱい摘んで持ってかえるぞー!」そう思いながら摘んだことと思います。みんな真剣です。
1時間摘んだら、今度は炒って揉みます。この炒る作業、一瞬ですが、めちゃ熱い。そして地元の達人に教わりながらかなり揉んでお日様で干します。
お昼ご飯です。山菜や鹿など中心とした自然の恵み。みんなお話しながらゆっくりして、「おかわり!」
午後はワラ草履作りです。(お茶摘みもっとしたい人はお茶摘みに行きました。)
地域のおばあちゃん2名を先生に呼んで教わりました。その手さばきに「カッコイー!」の声があがります。
みんなワラ縄いがなかなか出来ない、、、私もです。。がんばってワラ縄いが出来るようになったり、片方だけでも草履が出来たり。しかしかなりムズカシイ。
みんな思った事は「昔はこうやって自分で作ったんだ。すごいなー、昔の人は偉いなー。」
そして、やはり子供の頃から自分で作ってた時代の近所のおじいさん、おばあさんも来てくれて、いつの間にか先生が増えてる。先生達も思い出しながら、だけど体が覚えてるんですね。ほんと、かっこいいです。楽しくワイワイ、だけど真剣にみんな取り組みました。
そろそろお茶も乾いたかなー。みんな袋に入れて、まだワラ草履作りたいけどお時間です。
おばちゃん達がいつの間にか作っていてくれた串団子とお茶して終了。また来るねー。
実際毎年来てくださる方も多いです。楽しい一日でした。ありがとうございました。
奥屋内の山茶は寒暖の差があるので美味しいと言って、昔は「屋内のお茶」と言って有名で伊予からの注文が多かったそうです。ここで普段飲まれる手摘みのお茶ですが、手間隙かけてみんな一年分のお茶を作っています。すごい事と改めて思います。
この辺の人はこの時期みんな家に居なくてお茶畑に居ます。これは習慣でずっと続いてることなんですね。
そして、私も草履を作れるようになりたい。今年の稲のワラはしっかりとっておこうと思います。
(園木)