黒尊川流域担当の高濱です。
黒尊川と本流(四万十川)の合流地点の地域・口屋内で、現役の漁師さんにウナギの延縄(はえなわ)漁に連れて行ってもらいました。
うなぎ漁はもちろん、川舟に乗るのも初めてで、
とても貴重な体験でしたので、お伝えしますね。
夕方5時半頃、出航。
こちらが、漁に連れて行ってくれた、西土佐口屋内在住のユキトシさん。
船を自在に操る姿はめちゃくちゃカッコイイです!
これが延縄。
針が絡まってしまわないように、きれいに収納されています。
餌はエビと、切った魚(はやんぼ)。
一緒に餌をつけているのは、弟子のチハルさん。
餌を全部つけ終わったら、ポイントに移動して、つけていきます。
重石を縄につけつつ、船を動かして移動しながら縄を川につけていくんですけど、
さすが手馴れた様子で、一人でやってもすごく早い。
場所を変えて何カ所かにつけました。
さて、明朝5時半頃。朝もやの中、出航です。
川の水面にも靄がたって、とても幻想的。
川のこんな風景を間近で見ることも、なかなかありません。
ウナギはかかっているでしょうか。
縄を手繰り寄せていきます。たまに岩に引っかかっていることも。
おや、川面に光る白い筋が!?
いました!!ウナギ!
生きているウナギをこんなに間近で見るのも触るのも初めて。
美味しそう!
すごい!大漁!と思ったんですけど、
ユキトシさんに言わせれば「少ない」とのこと。
昔はもっとたくさんとれていたそうです。
今は川漁だけを仕事にして食べていくのはなかなか難しく、
漁師さんの数も減っていますし、高齢化しています。
こんな風に教えてもらえるチャンスって本当になかなかありません。
貴重な機会をありがとうございました。
最近は延縄漁でスッポンがかかることも多いらしいんですけど、
まだスッポンがかかった瞬間は見れてないので、ぜひまた同行させてもらいたいです!
私は黒尊川の上流の奥屋内という地区に住んでいるので、
黒尊川のほうが身近なのですが
四万十川の風景もいいものだなぁと今回再発見しました。
せっかく川が近くにある暮らしなので、
川の楽しみ方や魅力をどんどんお伝えしていけたらいいな、と思っています。