こんにちは。地域おこし協力隊担当の新玉です。
今回はじめての試み!
昨年度まで四万十市地域おこし協力隊として、
大宮地区を主に担当していた弘田理奈さんにインタビューしました。
弘田さんは大阪府出身で、平成27年8月から平成29年2月まで
主に四万十市西土佐大宮地区で協力隊活動を行っていました。
さっそくお話を伺ってゆきましょう!
【質問1】
そもそも四万十市地域おこし協力隊に応募したきっかけは何ですか?
【弘田隊員】
両親の出身地なので子どもの頃から馴染みもあり、
将来は住みたい!と思っていたから。
意気込み十分で応募してくれた弘田さんですが、
ご両親は実は四万十市中村出身。
西土佐大宮地区と決まったときはどんな気持ちだったのでしょう。
【質問2】
西土佐大宮担当と決まったときの正直な感想を教えてください。
【弘田隊員】
両親の出身地とは言うても西土佐地域の土地勘は全くなく、
大宮?どこや?と思いつつ
念願やった四万十市での生活にワクワクしかなかった。
地域おこし協力隊としての採用されるまで、
大宮地区のことを知らなかった弘田さんですが、
着任後は大宮地区のいろんな場所で
地域の人達と一緒になって活動を行ってくれました。
【質問3】
大宮地区ではどんな活動をしていましたか?
【弘田隊員】
大宮集落活動センター内での大宮ランチ(月二回)の手伝い、
大宮の米粉を使った加工品(試作)作り。地元のおばちゃんと月1カフェ。
大宮下で維持管理しているバラ園作業(草引き、バラ祭り)かな。
※集落活動センター
地域住民が主体となって、地域外の人材も受入れながら、
旧小学校や集会所等を拠点に、それぞれの地域の課題やニーズに応じて、
生活、福祉、産業、防災といった様々な活動に総合的に取り組む仕組みです。
大宮地区の集落活動センターは平成25年5月に設立され、
大学生との交流事業、大宮ランチの開催等、
集落の活性化に向けた取り組みを行っています。
※大宮ランチ
集落活動センターの加工部会に所属している女性達が実施している取組みです。
★ブログ記事★ 半家女子、大宮に現れる https://40010city.com/20170209-2123
※地元のおばちゃん
ヨシコさんとゆう大宮在住の方。
喫茶店経営をしていたことのあるお料理上手な人です。
生豆コーヒー、サンドウィッチなど人気でした。
★ブログ記事
大宮の1日カフェあなどれず https://40010city.com/20160819-2160
※大宮下
大宮地区は目黒川上流地域から、大宮上、大宮中、大宮下に分かれています
これだけじゃないんです。
大宮地区では体験交流を積極的に行なっており、
その時の受け入れ準備(布団干しなど)から当日の運営手伝い、
片付けまで弘田さんはふたつ返事で対応してくれていたそう。
バイタリティ溢れる弘田さんは、
協力隊に応募する前はどんなことをしていたのでしょう?
【質問4】
今までの経験で大宮地区にいかせたスキルは何ですか?
【弘田隊員】
カフェ勤務経験から石窯ピザ焼きの手伝いが出来たり、月1カフェが出来た。
あとは大阪仕込みのたこ焼き!
夜市や感謝祭で出店。うまい!と喜んでもらえます
弘田さんのお料理、スイーツは見た目もかわいらしくとても人気でした。
たこ焼きも弘田さんといえば!の定番です。
卒業前の月1カフェでは、今までの感謝をこめて、
ふるまいたこ焼きを実施し好評でした。
大宮産業や大宮集落活動センターの外でも、
弘田さんはいろんなことに挑戦していました。
【質問5】大宮で楽しかった想い出を教えてください。
【弘田隊員】
近くの山へ山菜、きのこ採りや狩猟へも連れて行ってもらったこと。
狩猟はその後の解体もできてよかった。
皆んなの力も借りながら人生初の野菜作り。
たくさんの人が集まる地域イベントや祭り。
お施餓鬼で鐘を叩かせてもらったり、
夏祭りで地踊りを躍ったりと色んな経験をさせて頂けました。
【質問6】
逆に、大変だったことは何ですか?
【弘田隊員】
特に思いつかない。
あ。
山あい特有の湿気!?皮製品がカビた…。
それは大宮地区だけでなく、西土佐全域の大変さですね(笑)
大変なことが思いつかないぐらいあっけらかんとした性格が
大宮地区には向いているのかもしれませんね。
さて、実は弘田さんは大宮地区での他地域との交流からのご縁で
結婚を機に卒業をし、現在は旦那さんの仕事の都合で高知市住まいです。
惜しまれながらの卒業でしたが、どんな心境だったのでしょう。
【質問7】
任期途中でしたが、もっと大宮地区でしたかったことはありますか?
【弘田隊員】
加工品作り。
大宮の米粉を使ったせんべい作りが試作止まりやったので。
大宮集
落活動センター内の加工場の更なる利活用。
大宮集落活動センターの加工場は、
飲食店経営の許可だけでなく、菓子製造の許可も取得しています。
大宮は西土佐の中でも米どころなので、
米を使った加工品を作りたいという気持ちがあるそうです。
加工販売部会と一緒に視察をしたり試作をしていましたが、
現在のところまだ実現していません。これからに期待したいですね。
地域おこし協力隊の任期途中ではありましたが、
送別会はすごい豪華で周辺を驚かせました。
こんなに人が集まり、お料理も大宮の人たちの手作りです。
すごいですよね!
本当に弘田さんは大宮地区に愛されていたんだと感じる一幕でした。
そんな弘田さんですが、今も大宮地区にひょっこり現れ、
友人や同僚を驚かせてくれます。
【質問8】
卒業後、大宮地区とはどんなかたちで交流していますか?
【弘田隊員】
高知市へ引っ越してしまったので今晩飲むぞ〜と
急なお誘いには行けませんが、ひょこっと遊び行ったり、
イベント行事に参加したり、ほとんど以前と変わらず。
車のオイル交換へも行きます。
高知市と四万十市は車で2時間以上の距離はありますが、
今も自分のできる範囲で楽しく大宮地区と交流しています。
先日行われた大宮産業感謝祭では、
赤ちゃんと旦那さんを連れてたこ焼き屋さんをしていました。
寒空だったので地元の方が赤ちゃんを預かってくれたり、
ぐずりはじめたら教えてくれたりと
家族のような付き合いをしている姿が印象的でした。
大宮と家族のような付き合いをしている弘田さんに、
ずばり聞きました!
【質問9】
どんな人が大宮地区担当には向いていると思いますか?
【弘田隊員】
山、川、自然が大好き。人が大好き。酒が大好き。
酒が大好きはまずいか…(笑)
山、川、自然が好き。酒が好き。人が大好き。にしよ!
公式なインタビューなので言い換えてくれましたが、
弘田さんといえばお酒での想い出が多いとゆう噂も聞きます。
人が集えばお酒が欠かせないのは大宮だけでなく、
高知県ならではかもしれませんね。
【質問10】
それでは最後に未来の協力隊に応援メッセージをお願いします!
【弘田隊員】
近くの駅、スーパーやコンビニまで車で20分…。
不便な所と思われるかもしれませんが、
綺麗な山の空気、澄んだ川の水、たくさんの田畑があり、
大阪で生活していた時と比べると格段に豊かな生活があり、
陽気で面白いおっちゃんやおばちゃん達が待っています。
是非一緒に楽しみましょう!
現在、弘田さんは子育て中。
なにかと忙しい中、インタビューにご協力していただきました。
本当にありがとうございました!
最後は地域企画課での送別会の写真です。
またお子さんを連れて支所にも遊びにきてくださいね。