四万十市地域おこし協力隊四万十市地域おこし協力隊

2019年2月21日
ヤギの飼育日誌vol.8 ~トミーちゃたろうの巣立ち~

富山地区担当の原田です。

 

6月の原田任期満了に向け、活動内容の総括と引き継ぎ準備、手じまい準備をボチボチ始めております。

 

生き物がかかわる草食隊は早いうちに世話人メンバーで打合せをし、今後のことを話し合いました。

 

まずは当初掲げた目標に対しての成果を整理しました。

 

目標1.ヤギで草刈り負担を軽減

→出張依頼が沢山来るほどの反響はないけれど、飼育地の休耕田では草刈り・耕耘という農地としての維持管理作業をなくすことができた。

除草出張は2回

 

目標2.ふれあい動物として癒しを提供

→お祭りや施設、学校の授業などに出張依頼を頂いた他、日常生活でご近所さんの共通の話題、お散歩で会いに行く場所など和やかなつながりを紡ぐことはできました。

 

目標3.富山を発信するアイコンになる

→認知度は低いままでしたが、SNSでは一定の方たちに情報を発信することが出来ました。

また、新聞、TVで取り上げて頂くたびに、地域のみなさんが嬉しそうに話してくれたのが意外な効果だったなと感じます。

 

という感じの目標に対しての成果です。

 

草食隊存続に関しては、飼育の手間や負担と効果を現実的に考えて、断念することにしました。

しかし、メンバーのうちの1人が個人的に引き継ぎたい意思を持ってくれた為、その準備に入ることにしました。

 

色々とあり、トミーとちゃたろうはご縁の会ったお宅に里子に出すことに。

 

草食隊に来たときは生後2週間のかわいいかわいい子ヤギだったトミーとちゃたろう。

来た頃の様子。

いつでも2頭一緒

この頃には2頭の性格の違いがハッキリとしてきました。

 

トミーは人が大好きの甘え上手で、賢く立ち回る脱走常習犯。

餌場では、独り占めしたがるぱた子の横だと頭突きを食らう、ということを早いうちに悟り、無理やりにでも間にちゃたろうを挟もうとする賢い子。

 

ちゃたろうは少し触れられるのは嫌だけど、かまって欲しいびびりんぼで、ぱた子大好きかあちゃんっ子。

トミーが単独脱走すると柵の中から恨めしそうに鳴いて人間に教えてくれます。

 

元気に育ってくれて、沢山脱走して困らされましたが、それ以上にたくさんの癒しをくれました。

 

そんなトミーとちゃたろうの新しい里親、谷本さん(左)とご近所さんと集合写真

ご近所さんも一緒にメロメロになりながらお世話していました。

前からちゃたろうの頭突き、後ろからトミーのハムハムグイグイに対して笑顔で答えている谷本さん。

立ったら私より背が高くなってる~

 

やんちゃボーイズ2頭は愛情たっぷりの環境に引き渡すことができてとても安心しました。

 

草食隊の残るもこちゃんとぱた子は4月から個人での飼育となりますが、常六におりますので会いに来てください。