富山地区の佐倉です。
現在、西土佐地区2名、中村地区6名の協力隊員が活動していますが、普段はそれぞれ単独で活動しているため、情報交換の場として定期的にミーティングを開催しています。
今回は、私が3月末で協力隊活動を卒業するため、活動拠点に集合してもらいました。担当地区内で事務所として使っている休校中の常六小学校でミーティングを行った後、柚子、銀杏、原木シイタケで有名な三ツ又地区を案内しました。14世帯の小さな集落ですが、住んでいる方同士の仲が良く、それがこの地域の居心地のよい空気をつくっています。
なかでも、シイタケの広大な圃場は圧巻!で、足を運んでみないと分からない迫力のある場所です。すり鉢状の斜面に、ずらっと並べられた椎茸の原木。山の向こうにも広がる圃場。現在、二組のご夫婦がこの圃場を管理されていますが、後継者が今は居ないそうで、この貴重な地域資源をどうしたら残せるか?今回の訪問が、そのきっかけになったら、と切に願います。
山菜料理や椎茸料理、イノシシ料理、ゆず果汁で作ったポン酢やラッシーをご馳走になりました。高知の山で育ったジビエは、本当に美味しいのですが、市内に加工場がないため、購入する場所がありません。自分で捕まえ解体処理して、調理できることが理想であり、協力隊仲間で、これから資格をとり活動したい、というメンバーもいて、それぞれが、この地域ならではの活動を広げている様子を聞けることが、とても刺激になりました。
イノシシのお肉。しっかりした歯ごたえがあり、本当に美味しいです!
山の幸、天然のゼンマイの炒め煮。苦味が少しあり、春の味です。
地域おこし協力隊として、2年9か月、貴重な経験をたくさんさせていただきました。本当にありがとうございました。4月以降も引き続き市内に居住して活動する予定なので、今後もどうか、よろしくお願い致します。
佐倉 桂