こんにちは。
空き家担当の土居です。
これから、空き家リフォームの魅力発信を目的として、全11話にわたってDIYによる空き家リフォーム(住居用)について記事を投稿します。
空き家を所有しているけど何をしたらいいかわからない方、不動産賃貸業(空き家を再生して賃貸)に興味があるけど、一歩を踏み出せない方のご参考になればと思います。
また、ここでご紹介するリフォームに関しては、私が素人でも施工が可能で効果的(いわゆるコスパがよい)だと思う内容にしております。
気密性(C値)や断熱性(UA値)等にこだわりがある方は、他のサイトをご覧ください。
まず、第1話では、空き家をリフォームするにあたっての基本的な手順についてご紹介します。
少し固い内容になりますが、重要な内容ですのでお付き合いください。
DIYによるリフォームの手順については、大まかに3つのステップを踏みます。
① Information 情報(=調査)
② Decision 決心(=判断)
③ Action 実行(=リフォーム)
これらは、頭文字をとってIDAサイクルと呼びます。
まずは、①Information(情報)です。
「物件の状態(個別性)」と「市場価値(相対性)」の情報を収集・分析・評価します。
「物件の状態」については、物件調査(住宅診断)をすることで把握します。
「市場価値」については、周辺環境の調査、インターネット調査、宅建業者へのヒアリング調査を行うことで把握します。
そして、②Decision(決心)します。決心する内容は、「施工範囲」と「予算」です。
「家賃設定」「運用期間」「空き家を何年後にどうするのか」を決定し、収支計画を立てます。
「設定する利回り」から逆算して修繕に充てる「施工範囲」と「予算」を決定します。
ここがブレると、リフォームが泥沼にはまります。
最後に、③Action(リフォーム)します。
現状を把握し、何故そうなっているのか、何が問題となっているのか、その原因は何か、
どのように処置するか、対策はどうするかを考えます。
そして、リフォームを効率よく行うために、全体的なスケジュールをつくります。
外注工事を入れる場合は、そのタイミングが特に重要です。
スケジュールを組んだ後は、淡々とリフォームする流れとなります。
これがリフォームを行うまでの基本的な手順です。
第2話では、「物件の状態」を把握するために必要な物件調査の方法
第3話では、「市場価値」を把握するために必要な市場調査の方法
第4話では、「予算(修繕費)」の決め方
以降は、リフォーム等の一例を紹介
第5話では、柱の調整(ジャッキアップ)
第6話では、開閉できなくなった窓の調整
第7話では、簡易水洗洋式トイレの取付
第8話では、床の施工
第9話では、合板のカット
第10話では、漆喰の塗り方
第11話では、床下浸水の調査
についてご紹介させていただきます。
ご参考にしていただければ幸いです。