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2022年5月27日
【空き家リフォームの考え方vol.6】開閉できなくなった窓の調整

投稿者:土居佑志 投稿日:2022年6月1日

こんにちは。

空き家担当の土居です。

 

今回は、開閉できなくなった窓の調整要領についてご紹介します。

窓が開閉できない主な原因は、窓枠の変形です。

 

窓枠の歪みは、建物の傾き(傾き方向に引っ張られることによる窓枠の変形)が原因となっていることが多いように感じます。

 

建物の傾きを補修することで改善効果が得られると考えますが、建物の傾きをゼロにする作業は、容易ではありません。

 

そのため、今回は、簡易な調整要領をご紹介します。

 

左側の柱が、左に傾いている建物の例で説明します。

 

手順は以下の通りです。

1 窓枠の位置を決定

2 窓枠をパッキンで調整・固定

3 固定した窓枠を合板で固定

 

1 窓枠の位置を決定

 窓がスムーズに開閉できる角度で、かつ、柱の傾きとのバランスを考慮し、窓枠の位置を決定する。

 

2 窓枠をパッキンで調整・固定

① 窓台にパッキンを置いて、位置を点検する。

② パッキンを窓台に固定した後に、窓枠を固定する。

3 固定した窓枠を合板で固定

 合板を使用することで、強度・断熱性・防音性の向上を図る。

ここでご紹介した内容は、『開閉できなくなった窓を調整』する簡易な要領です。

 

パッキンでの調整が不安な(強度的に)方は、角材を購入して、カンナ等で削りながら、頑丈な窓台をつくってもいいですし、断熱性能が気になる方は、パッキンの隙間に断熱材をいれてもいいです。

 

開閉できなかった窓を、開閉できるようにするという機能回復を目標にするのか?

断熱性能の低い古家に、二重サッシをとりつける等、機能向上を目標にするのか?

 

リフォームの目標に応じて、DIYの要領を考えることもDIYの楽しみ方の一つだと思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

次回は、簡易水洗洋式トイレの取付についてご紹介します。