こんにちは。
空き家担当の土居です。
今回は、開閉できなくなった窓の調整要領についてご紹介します。
窓が開閉できない主な原因は、窓枠の変形です。
窓枠の歪みは、建物の傾き(傾き方向に引っ張られることによる窓枠の変形)が原因となっていることが多いように感じます。
建物の傾きを補修することで改善効果が得られると考えますが、建物の傾きをゼロにする作業は、容易ではありません。
そのため、今回は、簡易な調整要領をご紹介します。
左側の柱が、左に傾いている建物の例で説明します。
手順は以下の通りです。
1 窓枠の位置を決定
2 窓枠をパッキンで調整・固定
3 固定した窓枠を合板で固定
窓がスムーズに開閉できる角度で、かつ、柱の傾きとのバランスを考慮し、窓枠の位置を決定する。
① 窓台にパッキンを置いて、位置を点検する。
② パッキンを窓台に固定した後に、窓枠を固定する。
合板を使用することで、強度・断熱性・防音性の向上を図る。
ここでご紹介した内容は、『開閉できなくなった窓を調整』する簡易な要領です。
パッキンでの調整が不安な(強度的に)方は、角材を購入して、カンナ等で削りながら、頑丈な窓台をつくってもいいですし、断熱性能が気になる方は、パッキンの隙間に断熱材をいれてもいいです。
開閉できなかった窓を、開閉できるようにするという機能回復を目標にするのか?
断熱性能の低い古家に、二重サッシをとりつける等、機能向上を目標にするのか?
リフォームの目標に応じて、DIYの要領を考えることもDIYの楽しみ方の一つだと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回は、簡易水洗洋式トイレの取付についてご紹介します。