こんにちは。
空き家担当の土居です。
今回は、汲み取り和式トイレを簡易水洗洋式トイレ(温水洗浄便器付き)に改修する要領についてご紹介します。
汲み取り和式トイレを簡易水洗洋式トイレに改修する場合、水洗にする分、これまでの使用より便槽が溜まりやすくなるため、大きめの便槽に交換することが一般的です。
しかし、今回は、汲み取り回数が増えることは割り切るという判断の下、工事費削減のために既存の便槽を活用して取付ける要領について説明します。
手順は以下の通りです。
1 和式便器を外す
2 床材を張る
3 壁に給水管を通す穴をあける
4 便器を設置し、給水管を繋ぐ
和式便器と床の接合部分を斫(はつ)り、便器を外す。
床のサイズを計測し、床材をカットして仮置きする。(便器跡の穴をふさぐことで、便槽への道具等の落下を防ぎ、安全性を確保でき、作業もしやすくなる)
① ドリルで穴をあける前に、ドリルが滑らないように下穴をあける。
② タイル用のドリルを使用して穴をあける。
③ 給水管が入る大きさに穴を拡大する
必要以上に壁を破壊しないように注意する。
① (便器購入で付属する)施工説明書を読んで、その通りに接合する。
② クッションフロアで仕上げる場合は、作業のしやすさを考えて、便器を取り付ける前に床材に張る。
⇒ 順番を間違えると、2度手間になることも。
以上の手順で、簡易水洗洋式トイレの取付を行います。
また、無資格者が、給水管を繋ぐ行為について、法に抵触するかしないかという議論があります。
水道工事については、水道法第16条の二 ただし書きから、軽微な変更については、問題がないとされています。
しかしながら、自治体によっては、条例で、規制を厳しくしているところがありますので、注意が必要です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回は、床の施工についてご紹介します。