四万十市地域おこし協力隊四万十市地域おこし協力隊

ヤギ飼育日誌vol.5 〜除草出張〜

富山地区担当の原田です。

 

ついに!

草食隊が、その名に恥じぬ仕事をする時が来ました!!

 

四万十市の広報で表紙を飾った昨年8月から少しずつ問い合わせをもらうようになり

 

「草刈りに機械を使うのが怖くて、人に頼むよりヤギにやってもらう方が面白そう」

というお客様が登場!

 

すぐにでも出張させてみたいと思いつつも冷静に出張中のヤギの暮らしを考え、雨をしのげる小屋を、

それも今後何度も使えるような組み立て式で持ち運べるものが欲しい。

 

廃材で作ろう!!!

 

・・・と意気込んでみたものの、

 

ヤギの体重や好奇心に耐えうる強度でしかも持ち運べるもの・・・。

 

考えるだけで、何も進まない日々が続き、

 

ヤバい!

 

このままじゃこのプロジェクト自体がパ~になってしまう~

 

と密かに焦っていました。

 

助け舟は協力隊仲間からでした。

 

後川・大川筋地区で活動している大寺隊員は木材の端材やかんなクズを活用する取り組み(shimanto art club)をしている関係で、

「こんな大工さんがいるよ~」

と協力してくれそうな人を紹介してくれました。

 

紹介して頂いたのは西土佐で「ぽっぽ栗」の看板で焼き栗の販売もしている田辺さん

 

ご自分の技術でどんなことができるか日々挑戦し、前進し続けるとてもユーモアと愛嬌に溢れた大工さんでした。

 

田辺さんの作品を一部ご紹介

 

ヤギ小屋の相談にも快く応じてくださり、なんとか小屋が完成!

 

 

やっとこさ、出張除草の準備が整った頃にはもう12月!

飼育地に陽が差さない日が続いたり、霜が降りて足元がずっとジメジメしたり、私の年末の帰省の予定もあったり。

 

出張先は幸いにも海寄りの暖かい地域で、陽当たりもよく、すぐには除草が終わらなさそうな豊富な草!

 

飼育側の困りごとも解決してくれる願ったり叶ったりの好条件でした。

 

いよいよ出張開始!

 

出張小屋は分解すれば、輸送部屋にもなるのです。

 

ゆっくり走っていると後ろの車の人がニコニコ笑いながら追い抜いていきます。

 

道路でも癒しを提供する草食隊でした。

 

さあ、出張先に到着!!

 

食べ物がたくさんあるね~よかったね~

 

 

新居も気に入ってくれました。

 

 

ここで20日間ほどお仕事をして、というよりお世話をしてもらい、

 

新年に様子を見に行くと・・・

 

 

おお~~

だいぶ草がない!

残る草は気に入らないのか、脱走して外の草を食べ始めているではないか!

 

依頼人さんからは

「これだけ減れば、あとは自分で手刈りができます。」

と除草のお仕事は合格を頂きました。

 

ありがとうございます。

 

さらに頂いた感想は

 

ヤギがとても可愛くて、お世話するために生活にメリハリができた。

大変な部分もあったけど、それ以上に癒された

ご近所さんが何かと気にかけてくれて仲良くなるキッカケにもなった。

 

と、除草以外の部分でも依頼人さんに満足頂けた上に、地域ぐるみで可愛がってもらえたようでした。

 

引き上げに行った日もヤギに会いに来た子供たちや、いつも野菜くずをくれていたおばあちゃんが寂し気に「また来てね」とお見送りに来てくれました。

 

今回の出張では

 

「耕作放棄地対策に、穏やかな人の輪を紡ぐために」

 

という草食隊のサブタイトルをそのままなぞるような内容となり、一緒にお世話をしている富山地区の草食隊メンバーの自信にもつながり、新年からまた大きなビジョンを持って活動を頑張ろうと盛り上がりました。

 

とても良い機会を頂けて、依頼人さんには感謝でいっぱいです。

 

次の出張は、ふれあいヤギとして地域のお祭りに参加します!

 

 

市街地中村から車で20分程度の富山地区のお街「大用(おおゆう)」です。

多くの方のご来場をお待ちしてま〜す。

田舎の年末は餅つきで決まり&ゆるのん体操はじまってます

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雪の吹きすさぶ奥屋内より、黒尊川流域担当の高濱です。
本年もよろしくお願いいたします。

1月12日の奥屋内は雪!

昨年末は奥屋内と口屋内で餅つきに門松作りと、とても年の瀬らしい過ごし方をさせてもらいました。

口屋内の量産型ミニ門松

奥屋内のつぎちゃんの門松

口屋内。最初のこね方が上手だとつくのも早いとか 

口屋内。川漁の師弟で息ぴったり!? 

 

口屋内。二人で交互につく、こんな光景も

 

奥屋内は夫婦二人で餅つき。ヨモギ入りのガリ餅

杵つき餅がうまい

奥屋内上地区のしんちゃん曰く「機械でこねるとやわらかくなりすぎる。餅はやっぱり杵つきじゃないといかん!」だそうです。
たしかに杵つき餅はしっかり弾力があって美味しい~!

しかも、しんちゃんのところは白餅だけじゃなく、ヨモギ餅や、半分お米を混ぜて高齢者が食べても安心な喉に詰まりにくい「ガリ餅」、干して蒸した芋を一緒に練り込む芋餅など色んな種類を作るので、ほんと大変なんだけど、面白い。
つき手と合いの手、両方をはじめて体験させてもらいました。大人になってから餅つきをしたのは初めてです。

こっちに来てから餅の本当の美味しさを知った気がします。餅、前から好きでしたけど最近ますますラブです。

そして自分で作った即席門松です。
土台部分は丸石隊員のパクらせてもらって、黒尊川の流木を組んで作りました!

四万十川の天然流木はいかがですかぁ?!

 

「ゆるのん体操」各地で始まっています!

昨年から地域の健康づくりのため取り組み始めた「ゆるのん体操」
以前、小森隊員にも紹介してもらいました。

ゆらゆらなでなで~で健康づくり

すでに、自分の担当地域の黒尊川流域だけでなく、西土佐地域だけでもなく、中村地域にもお邪魔して「ゆるのん体操」をお伝えしています。

片魚でゆるのん体操

高瀬でゆるのん体操

「気持ちえいね~」
「自分を撫でたことなんかあるかえ(笑)」
「腕が楽になった気がするね」
そんな声を聞くことができました。
今年もあっちこっちでお伝えしていきたいと思います!
各地の健康のつどいなど、集まる機会にお気軽に呼んで下さい。
座ってでも立ってでも寝っ転がってもできますよ。

 

1/27「健康のつどい」でリンパのおはなし

1月27日(土)に「第12回西土佐健康のづどい」が四万十市保健センターで開催されます。
テーマが「広げよう!健康自慢の輪」とのことで、リンパのことや体のこと、健康のことを20分ほどお話させていただく機会をいただきました。“不”健康自慢ではなく、「健康自慢」が聞きたい、と思ってはじめた活動なので、呼んでもらえてうれしいです!
少しでもみなさんの健康の糧になるお話ができたらいいな、と思っています。
是非聞きにきてください。

四万十川の天然流木はいかがですかぁ?!

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こんにちは。

今回は,私の活動内容である商品開発について紹介します!

いろいろやろうとしているところなんですが・・・

 

まずは,流木編。

 

四万十に来て1ヶ月。

慣れてきたぞ,よしよしよし。

そろそろ,四万十川に触れてみたい。

そうだ,四万十川へ行こう!

わたしは家の前の四万十川へ降りて行った。

 

 

おいおいおいおい

なんじゃこりゃ。

めっちゃきれい。

なにがきれいかって

川原がきれい。

石が丸っこくて。親近感。

そこにたゆたゆと流れる

四万十川。

ただただ壮観な景色でした。

 

 

我に返って・・・

任務として

四万十川流域の生きものを使った商品開発

というものがあった。

ちょうど,ワークショップに出品するものを考える機会がありまして。

水棲生物もいいけど

四万十川全体でみれないかな・・・

と思いました。

 

石はどう!?

あの丸っこさはほっておけんよ!

師匠が「石は川からとってきちゃいかんがよ~」と。

そうなんですね・・・

そしたら・・・

風景を思い浮かべて・・・

あ,流木があるじゃないか。

四万十川天然流木。

すごく響きが良いではないですか。

それから,わたしは川原に降りて流木を拾い始めました。

 

鮎市場のお姉様方からは

「えー薪やねぇ~。持って帰って風呂につかってもええがか?」

そうですよね,薪風呂ですもんね。乾燥してて最高な薪ね。

「また,ゴミ拾ってからに。捨てといちゃろか?」

すいません。こんなもん拾ってきて。

そんな感じです。笑

 

わたしは流木を鮎市場の鍋で煮ます。煮沸消毒です。

ついに,鮎市場は木を煮るようになった。

案外,いい匂いなんです,これが!

ヒノキ風呂気分。

飲んでみたんですけど,イケルやないか。

 

煮沸のあとは天日干し。

仕上げは,ヤスリで磨きます。

お姉様方,熟練川漁師さんに手伝っていただきました。

ありがとうございます。

 

大きい流木はアクアリウムに使う

と聞いて

鮎市場にある水槽に

流木をとりあえず入れてみることに。

だがしかし,これ,沈めるの難しすぎ!!!

悪戦苦闘,いろいろやってると

あ,はしごみたい。

はしごのオブジェでいいんじゃないか。

フナもいるし。

命名「人間になりたいフナのハシゴ」。

この意味を書くと長くなるので割愛。笑

ん~いまいち・・・

もっとかっこよくできんかな・・・

修行します。

 

そんな中,年末が迫っていて

思いついたのが門松!!!

そういえば,川にも竹があった。

よし,できる!ということで

わたしは川へ竹を切りに行きました。

切って,削って,くっつけて,結んで・・・

そして,できました。

 

1個売れました!

ほんまに嬉しかった!

残りは年末に来てくれたお客さんや周りの人にプレゼント。

喜んでくれてよかった。

 

この時期は,川が穏やかで

今,川原に流木はほとんどありません。

そんな川原をふらふらと歩いて

面白い流木や

ちょうどいい流木に出会えると嬉しい。

最初は大きな木が,

四万十川の流れで

小さく丸くなったり不思議な形になったり

見てて面白い。

四万十川の流れを見てるような気分。

その雰囲気を大事にしていきたいな。

 

今後は,アクアリウムに売れるような流木を目指します!

まずは,今あるもので「商品化」できるように

いろいろやってみます!

次は,バレンタインに向けてかな・・・

 

鮎市場に地域おこし協力隊員加入!!

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新年あけました!!!

一週間たったなんて・・・

信じられない・・・

 

みなさん,はじめまして

丸石あいみと申します。

今年からよろしくお願い致します。

 

去年(2017年)の11月から西土佐にやって参りました。

四万十川西部漁業協同組合

通称「鮎市場

の協力隊員です。

 

川の漁協って珍しい。みなさん知ってましたか?

ここでは,鮎やうなぎがとても有名でツガニや川エビ,ナマズ,スッポンも扱っています。

詳しくは↓↓

天然の老舗 四万十川西部漁業協同組合 鮎市場

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活動内容は

  • 四万十川流域のPR
  • 川環境保全
  • 川漁保存

などなどなどなど…

かなり広い活動で何からやればいいのやらーーー!?

と思っているところです。

まずはまずは、とにかく知らねばならん!!!

漁もやらねばならん!!

食べねばならん!!

 

といっても

私は何者なのか。

自己紹介させていただきます!

もうそろそろ25歳の女性。

黒木華に似てると言われます。

ありがとうございます。

広島県廿日市市出身。

北海道:大学生 水産学部

東京:社会人一年目 恵比寿の居酒屋

を経てひょんな出会いから西土佐にやって来ました!!

 

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今はですね。

鮎市場で活動しています。

元気いっぱいで、笑顔満開のお姉様方と一緒に。

元気すぎて私は本当に20代なんかなと思うこともあり。

「かまんかまん」

「なっせぇ」

「がいに〇〇」

「しんきな!」

「おっきいがとちっさいがとどっちがえーが」

「せんちいってくるにゃーー」

この言葉を多用されております。

ほんまに元気元気。

その中でも師匠のみちさんはすごい。

笑っては飲んで

飲んでは笑って

たくさん教えていただきます!!!

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仕事はなにしとるんかと。

今は漁期ではないので入荷がないのです。

なので

鮎を焼いたり、鮎コロッケを作ったり、発送準備をしたり……

イベントに行って外販したり

せんべい作ったり

流木拾って磨いたり

楽しい毎日です!!

最近,流木でミニ門松作りました。

みんなには薪やらゴミとやら言われますが・・・泣

なかなか可愛く出来たと思ってますよ!

300円で一個売れたんです!嬉しい。

また,流木のことは書くのでお楽しみに。

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まだ、2ヶ月ですが

本当に周りの皆さんが素敵!!!

そして、色々な経験をさせてもらっています!

 

これからの私ですが、いろいろやるで!!!

ここにいる面白い人たち。

なんじゃこりゃ体験。

西土佐の暮らしのこと。

漁のこと。

鮎のこと。

網のこと。

いろんなことを紹介していきますので

よろしくお願いしますー!!!

乞うご期待。

マンガ「ごきげんよう西土佐!!」-★第8話「君たちがいて僕がいる?!」の巻・前編

今年最後の更新は、スペシャルプログラム。
「ごきげんよう西土佐!!」初の前・後編作品です。
今年一番の特別な思い出を漫画にしました。
(後編は来年1月の第4水曜日に掲載予定です。)

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西土佐地域の協力隊、秦紀子です。

ペンネーム「ひがしやまのりこ」の名前で、西土佐の暮らしをマンガにして、フェイスブックで定期的に発表しています。

 

ズバリ!隊員同士、仲は良いの??

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西土佐半家在住の小森です。

今年の冬は寒くなるのが早い!季節がずれているだけなのか、これからもっともっと寒くなるのか??最近はまた夜空が綺麗で、東京で暮らしていた頃はオリオン座とか北斗七星とか、両手で数えられる程の星しか見えなかったのが、ここでは星座がどれだかわからないくらい、文字通り数え切れないほどの星が家の前から見えるという、なんとも贅沢な暮らし。

そんな四万十市西土佐では地域おこし協力隊を1名募集中です!募集要項や地域情報は協力隊HPで紹介しているのでそちらをご覧くださいね。協力隊になってみようかなぁと思っている方、特にインタビューは分かりやすくておすすめなので是非ご一読ください!

*募集要項

https://40010city.com/20171211application

*募集している地域の住民インタビュー

https://40010city.com/20171209-2275

https://40010city.com/20171215-2345

*募集地域の隊員卒業生インタビュー

https://40010city.com/20171208-2247

 

さてさて、協力隊に応募しようかなと思っているけど、他にも隊員は何人もいるし、仲良くできるのかな?今の隊員同士って仲良くしているのかな?なんてことも気になる方もいらっしゃるかと。

ご心配なく!!!

私たち協力隊はそれぞれの地域で暮らし、そこでの活動がメインとなりますが、時々他の隊員と一緒に活動したり、お手伝いに行ったりなんてこともしています。

みんなで取り組んでいる幡多地域の伝統菓子「ひがしやま」作り継承だったり。

 

こちらは西土佐地域で開催された「うまいもの商店街」に出店。育てたサツマイモで作ったお菓子を販売して、見事完売!

 

現在募集中の大宮地域で一日カフェを開催していた隊員のところへ食べに行ったり、お手伝いに行ったり。

 

こんなしょうもないイベントを開催したいと言ったら手伝いに協力してくれたこともありました・・・
※日焼けしていることをこの辺りでは「こげちょる」と言うのですが、その響きが好きで開催した日焼けコンテストのようなものです

 

最近では、西土佐ではない地区の隊員のところへ「地域おこし草食隊」に会いに行きメロメロになりました。ヤギ、すごく可愛い!!「ヤギって本当にメェ〜って鳴くんだぁ」と感動していた秦隊員も面白かった。

 

2ヶ月に1度は西土佐だけでなく四万十市の協力隊が集まって(※道の駅担当は除く)ミーティングも行なっています。そこでお互いに情報交換したり、今度のイベントでお手伝い欲しいとか、協力隊新聞の内容を話し合ったりしています。

先日はミーティング後にみんなで移住者交流会へ。同じ四万十市といえども各地域によって地域性が違い、いろんな話が聞けてとても楽しかったです。交流会の会場となったこのcafeおすすめです^^

 

最初の方でも書きましたが、協力隊も人数が多いと仲良くできるかな?と不安になる方もいらっしゃるかと思います。別の地域では残念ながら隊員同士でライバル意識(悪い意味で)を持っていたり、仲が良くない、なんて話を聞いたこともあります。でも、四万十市の協力隊は運の良いことに?お互いにその人のペースを尊重できているので、その点では安心して隊員生活を送れるのではないかなと思います!常にベタベタくっついているわけではないけれど、相談したいときは相談もできるし、みんなで協力できる丁度良い関係なのでしょうね。

ということで、協力隊に応募するときにちょっと気になる「隊員同士の交流」について書いてみました。ご応募の際の参考になれば幸いです。

中国語講座

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後川・大川筋地域担当の大寺です。

 

すっかり寒くなりましたが、風邪などひいていませんか?

 

 

今日は、寒さなんてお構いなし!

元気な子供たちの様子をお届けします。

 

全体

 

四万十こども教室の時間(いわゆる、学童の時間。大川筋地域ではこう呼びます。)に

小学生児童たちと、国際交流員の田(でん)さんの中国語講座を受けました。

 

 

日本にはアジア圏の観光客や旅行者も多く訪れるので

将来役に立つかもしれない!

 

 

田さんは週に1回、四万十市内で中国語講座を開催されています。

あいさつ

私は初めて講座を受けましたが、小学校低学年にも分かりやすいように

優しく教えてくれました。

 

 

児童の中には、田さんの講座を受けたことがある子も居て、

中国語で「キラキラ星」を歌ったり、挨拶の仕方を覚えました。

うた

 

 

今回をきっかけに月に1度、講座を開催してもらう予定です。

全体

私が小学生の頃は、こんなに〝楽しく〟学べる時間があったかな…羨ましい! 😛 

 

楽しそう

 

次回は中国語でゲームをする予定です☆

 

ざいじぇん!(さようなら) 😉 

四万十川でアユの火振り漁(ふちまき)を体験!

カテゴリー :

黒尊川流域担当の高濱です。

かってに川漁シリーズ。ずいぶんと間が空いてしまいましたが、四万十川といえばやっぱり「アユ」は外せません!
これまでのシリーズ↓

四万十川でツガニ漁を体験!

四万十川でウナギの延縄漁を体験!

10月某日、四万十川と黒尊川の交差する地域「口屋内」で「火振り漁(ふちまき)」を体験させていただきました。体験といっても例によって私はただ舟に乗ってカメラを構えていただけです。

午後6時。
口屋内沈下橋のたもとに行くと、4艘が漁に出る準備をしていました。
舟 (2)
舟 (3)

私が乗せていただいたのは、クニヒロさんの舟↓

舟 (1)
物干し竿みたいなものに(というか物干し竿でした)下がっているのが漁に使う網です。

いい感じに陽が暮れてきたころ、出航です。
舟を操縦する様がカッコイイ!

舟の操縦1

まずは順番を決めるくじ引き。
地域によっていろんな決め方があるようですが、口屋内では石の裏に数字を書いたものを使います。
やり方は説明してもらったのですが、ちゃんと理解できているのかあやしいのでここでは割愛します。
このくじによって鮎のとれる量が決まってくるので、ドキドキしながらクニヒロさんの舟の分を代わりに引かせてもらいました。どうやら引きは良かった様子。

くじに使った石

くじに使った石

順番が決まったら、それぞれの持ち場へ。
鮎を驚かさないように、静かに漕いでいきます。
舟の操縦2

後ろにいる人が舟を漕ぎ、前の人が網を入れていきます。
ふちまきは一人ではできません。必ず二人が舟の進み具合と網入れのスピードを、呼吸を合わせながら行っていきます。
明かりがなく真っ暗な中、舟を進ませる技術も驚きしかありません。
網を入れていくときはカメラのフラッシュはNGだったので、残念ながら写真はなし。

暗闇の中、網についた重りが水面に滑り落ちていく、シャラシャラシャラ…という途切れることのない音だけが聞こえてきます。
夜空を見上げると、満天の星。
私の住んでいる奥屋内も星は驚くほどきれいに見えますが、川の上で見る星空はとても広くて、とても特別で贅沢な時間をすごしている気分になりました。

左に見える緑っぽい光が網の目印

左奥に見える緑っぽい光が網の目印

網を入れ終わると、川の両端に、網の端っこの目印につけている灯がちらちらと光っていて綺麗です。

水面をたたく

下流側へ移動し、今度は長い竿を持って水面を叩きながら上流へ舟を進ませていきます。
ライト
火振り漁との名前のとおり、昔は火を吊り下げたものを振って鮎を追い込んでいたそうですが、今はこんな便利なライトを使います。
伝統漁法の「火振り漁」は今は観光資源のひとつとして、観光客の見物の受け入れをされているところもあるようです。

10月とはいえ、ライトには虫がたくさん群がります。

10月とはいえ、ライトには虫がたくさん群がります。

網を引き上げるてっちゃん(通称)

網を引き上げるてっちゃん(通称)

網をあげるときは絡まないようにちゃんと手順があるようです。手慣れた様子でどんどん上がっていきます。鮎がたくさんかかっているととても重そう。

鮎がたくさんとれてこの笑顔

鮎がとれてこの笑顔

大漁 (2)

クニヒロさんの舟はこの日一番の大漁でした。
くじ引きの結果は大丈夫だったようです!よかった!

たくさん獲れたら当然、網から鮎を一匹ずつ外していく作業も時間がかかります。
早く終わった人はほかの舟のヘルプも。
私も外す作業をすこし手伝わせてもらいました。鮎は滑るし網は絡まっているし、慣れるまではなかなか大変です。2回の漁を終え、すべて終了したのは23時頃でした。

口屋内の川漁師さんも高齢化されていて、この先この光景は見られなくなるのかもしれません。若い人に受け継いでもらいたいという思いはあるけれど、川漁だけでは食べていけないのも現実。
何度か川漁に連れていっていただいて、この景色を好きだなぁと思ったので、今はまだ私にできることが何かはわかりませんが、未来につなが
る方法を探していきたいです。

ご夫婦での川漁は息もピッタリ

ご夫婦で川漁

マンガ「ごきげんよう西土佐!!」4コマーはじめてのもちまき

ついに初参戦!!結果は、、、

餅まき

西土佐地域の協力隊、秦紀子です。

ペンネーム「ひがしやまのりこ」の名前で、西土佐の暮らしをマンガにして、フェイスブックで定期的に発表しています。

 

★卒業生インタビュー★大宮地区担当 弘田理奈さん

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こんにちは。地域おこし協力隊担当の新玉です。

今回はじめての試み!
昨年度まで四万十市地域おこし協力隊として、
大宮地区を主に担当していた弘田理奈さんにインタビューしました。

 

前任の弘田隊員

前任の弘田隊員

 

弘田さんは大阪府出身で、平成27年8月から平成29年2月まで
主に四万十市西土佐大宮地区で協力隊活動を行っていました。
さっそくお話を伺ってゆきましょう!

 

【質問1】
そもそも四万十市地域おこし協力隊に応募したきっかけは何ですか?

【弘田隊員】
両親の出身地なので子どもの頃から馴染みもあり、

将来は住みたい!と思っていたから。

 

意気込み十分で応募してくれた弘田さんですが、
ご両親は実は四万十市中村出身。
西土佐大宮地区と決まったときはどんな気持ちだったのでしょう。

 

【質問2】
西土佐大宮担当と決まったときの正直な感想を教えてください。

【弘田隊員】
両親の出身地とは言うても西土佐地域の土地勘は全くなく、

大宮?どこや?と思いつつ
念願やった四万十市での生活にワクワクしかなかった。

 

地域おこし協力隊としての採用されるまで、
大宮地区のことを知らなかった弘田さんですが、
着任後は大宮地区のいろんな場所で
地域の人達と一緒になって活動を行ってくれました。

 

【質問3】
大宮地区ではどんな活動をしていましたか?

【弘田隊員】
大宮集落活動センター内での大宮ランチ(月二回)の手伝い、
大宮の米粉を使った加工品(試作)作り。地元のおばちゃんと月1カフェ。
大宮下で維持管理しているバラ園作業(草引き、バラ祭り)かな。

 

※集落活動センター
地域住民が主体となって、地域外の人材も受入れながら、
旧小学校や集会所等を拠点に、それぞれの地域の課題やニーズに応じて、
生活、福祉、産業、防災といった様々な活動に総合的に取り組む仕組みです。
大宮地区の集落活動センターは平成25年5月に設立され、
大学生との交流事業、大宮ランチの開催等、
集落の活性化に向けた取り組みを行っています。

 

※大宮ランチ
集落活動センターの加工部会に所属している女性達が実施している取組みです。
★ブログ記事★ 半家女子、大宮に現れる https://40010city.com/20170209-2123

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※地元のおばちゃん
ヨシコさんとゆう大宮在住の方。
喫茶店経営をしていたことのあるお料理上手な人です。
生豆コーヒー、サンドウィッチなど人気でした。
★ブログ記事
大宮の1日カフェあなどれず https://40010city.com/20160819-2160

 

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※大宮下
大宮地区は目黒川上流地域から、大宮上、大宮中、大宮下に分かれています

 

これだけじゃないんです。
大宮地区では体験交流を積極的に行なっており、
その時の受け入れ準備(布団干しなど)から当日の運営手伝い、
片付けまで弘田さんはふたつ返事で対応してくれていたそう。
バイタリティ溢れる弘田さんは、
協力隊に応募する前はどんなことをしていたのでしょう?

 

【質問4】
今までの経験で大宮地区にいかせたスキルは何ですか?

【弘田隊員】
カフェ勤務経験から石窯ピザ焼きの手伝いが出来たり、月1カフェが出来た。
あとは大阪仕込みのたこ焼き!
夜市や感謝祭で出店。うまい!と喜んでもらえます

 

弘田さんのお料理、スイーツは見た目もかわいらしくとても人気でした。
たこ焼きも弘田さんといえば!の定番です。
卒業前の月1カフェでは、今までの感謝をこめて、
ふるまいたこ焼きを実施し好評でした。

 

 

 

大宮産業や大宮集落活動センターの外でも、
弘田さんはいろんなことに挑戦していました。

 

【質問5】大宮で楽しかった想い出を教えてください。

【弘田隊員】
近くの山へ山菜、きのこ採りや狩猟へも連れて行ってもらったこと。
狩猟はその後の解体もできてよかった。
皆んなの力も借りながら人生初の野菜作り。
たくさんの人が集まる地域イベントや祭り。
お施餓鬼で鐘を叩かせてもらったり、
夏祭りで地踊りを躍ったりと色んな経験をさせて頂けました。

 

【質問6】
逆に、大変だったことは何ですか?

【弘田隊員】
特に思いつかない。
あ。
山あい特有の湿気!?皮製品がカビた…。

 

それは大宮地区だけでなく、西土佐全域の大変さですね(笑)
大変なことが思いつかないぐらいあっけらかんとした性格が
大宮地区には向いているのかもしれませんね。

 

さて、実は弘田さんは大宮地区での他地域との交流からのご縁で
結婚を機に卒業をし、現在は旦那さんの仕事の都合で高知市住まいです。
惜しまれながらの卒業でしたが、どんな心境だったのでしょう。

 

【質問7】
任期途中でしたが、もっと大宮地区でしたかったことはありますか?

【弘田隊員】
加工品作り。
大宮の米粉を使ったせんべい作りが試作止まりやったので。
大宮集
落活動センター内の加工場の更なる利活用。

 

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大宮集落活動センターの加工場は、
飲食店経営の許可だけでなく、菓子製造の許可も取得しています。
大宮は西土佐の中でも米どころなので、
米を使った加工品を作りたいという気持ちがあるそうです。
加工販売部会と一緒に視察をしたり試作をしていましたが、
現在のところまだ実現していません。これからに期待したいですね。

地域おこし協力隊の任期途中ではありましたが、
送別会はすごい豪華で周辺を驚かせました。

 

こんなに人が集まり、お料理も大宮の人たちの手作りです。
すごいですよね!
本当に弘田さんは大宮地区に愛されていたんだと感じる一幕でした。

そんな弘田さんですが、今も大宮地区にひょっこり現れ、
友人や同僚を驚かせてくれます。

 

 

【質問8】
卒業後、大宮地区とはどんなかたちで交流していますか?

【弘田隊員】
高知市へ引っ越してしまったので今晩飲むぞ〜と
急なお誘いには行けませんが、
ひょこっと遊び行ったり、
イベント行事に参加したり、ほとんど以前と変わらず。

車のオイル交換へも行きます。

 

高知市と四万十市は車で2時間以上の距離はありますが、
今も自分のできる範囲で楽しく大宮地区と交流しています。
先日行われた大宮産業感謝祭では、
赤ちゃんと旦那さんを連れてたこ焼き屋さんをしていました。
寒空だったので地元の方が赤ちゃんを預かってくれたり、
ぐずりはじめたら教えてくれたりと
家族のような付き合いをしている姿が印象的でした。

 

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大宮と家族のような付き合いをしている弘田さんに、
ずばり聞きました!

 

【質問9】
どんな人が大宮地区担当には向いていると思いますか?

【弘田隊員】
山、川、自然が大好き。人が大好き。酒が大好き。
酒が大好きはまずいか…(笑) 
山、川、自然が好き。酒が好き。人が大好き。にしよ!

 

公式なインタビューなので言い換えてくれましたが、
弘田さんといえばお酒での想い出が多いとゆう噂も聞きます。
人が集えばお酒が欠かせないのは大宮だけでなく、
高知県ならではかもしれませんね。

 

【質問10】
それでは最後に未来の協力隊に応援メッセージをお願いします!

【弘田隊員】
近くの駅、スーパーやコンビニまで車で20分…。
不便な所と思われるかもしれませんが、
綺麗な山の空気、澄んだ川の水、たくさんの田畑があり、
大阪で生活していた時と比べると格段に豊かな生活があり、
陽気で面白いおっちゃんやおばちゃん達が待っています。
是非一緒に楽しみましょう!

 

現在、弘田さんは子育て中。
なにかと忙しい中、インタビューにご協力していただきました。
本当にありがとうございました!

 

最後は地域企画課での送別会の写真です。
またお子さんを連れて支所にも遊びにきてくださいね。

休日養蜂ライフ

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こんにちは、原田です。

仕事の休みの日に近所に住む養蜂の達人に習いながら、ミツバチ飼育に挑戦しました!

今回はその紹介をしたいと思います。

まずは巣箱作りから

山の現場から、杉の大きめの根元部分を分けて頂き、製材してもらったものから作りました。

今回は師匠流の単箱(箱の中に特にしきりを設けないタイプ)で挑戦です。

木の立っていた時の向きの通りに材を使わないと蜂が入らないそうで、

「なんで?!ほんとなのそれ??」と思いつつも逆さにならないように気をつけて組み立てました。

巣箱作り            

できた巣箱をミツバチが好みそうなところに・・・

南向き、陽が当たりすぎず、近くに外敵が寄り易い果樹がないところ・・・

誘引材に蜜蝋を溶かして巣箱内に着けたり、花を置いてみたり・・・

全く入らな~~~~~い!

優しい優しいお師匠様が分封群(次期女王蜂の誕生により分かれた群れ)を分けてくださり、むりくり養蜂ライフをスタート!

巣箱1

1つ目の巣は陽が当たりすぎたのか、逃げてしまいました。

巣箱1逃避

残った空っぽの巣板。。。

2つ目の巣は庭先の木陰に据えました。健気に営巣中の様子です。なにがなんだか・・・

たまに巣箱の下に溜まったゴミを掃除してあげるくらいのお世話で、あとは蜂の営みを眺めて癒される日々を送りました。

ハチと花

毎日蜜や花粉を集めに飛び立っては帰還する働き蜂、スズメバチに対して懸命に追い払う門番の小さな勇士姿は感動ですし、捕食される現場を目撃した時には悲しくなりながら自然の摂理だな~と学びました。

 

ある日、帰るとオオスズメバチとミツバチの黒くなった死体が大量に落ちていました。

ニホンミツバチ特有の習性、熱殺蜂球の跡です。

外敵に対し、群れで囲んで羽ばたいて高温にし、熱殺する投げ身の防衛手段!

観察すればするほど、ニホンミツバチの魅力にハマってしまいました。

そしてついに採蜜です。

完全防護で挑みましたが、温かい季節だったので、まったく攻撃されませんでした。

採蜜 巣箱の中

ミツバチの塊!す、すごい!

一生懸命集めているのを眺めすぎたのか、申し訳なくなってしまい頂くのは半分にしておきました。

 

ミツバチが丁寧に蓋をしたハチミツの貯蔵房を開けて3日ほど垂らして集めました。

垂らす容器は生ごみからEM肥料を作るバケツが便利!もちろん新品です。

採蜜 瓶詰

お味の方は・・・・甘い!サラサラ!でもなんか・・・師匠のより苦い・・・。

なんで~!

原因に考えられるのは、休耕田に群生しているセイタカアワダチソウの蜜、採蜜の際に蜂も一緒に垂らしていたか・・・まだまだ!次にチャレンジ!

ハチミツだけではなく、採蜜後の空っぽの巣も利用価値があるようで、加工してみました。

働きバチが自分の分泌液と花粉を混ぜて作るロウが巣の材料です。

蜜蝋精製中

そのロウの成分だけを抽出し

精製後蜜蝋

冷まして固めます。厚さ2〜3mmの板になりました。

ミツロウ加工

ロウと植物油を湯煎で混ぜ合わせたら

リップクリーム

容器に入れて完成!

オイルとロウの割合でリップクリーム・ハンドクリーム・蜜蝋ワックスが作れます。

 

少しですが、イベントで販売してみました。

宿毛駅祭り販売

自然由来の肌にやさしく保湿力に優れた蜜蝋クリーム♪

おかげさまで、完売しました~

 

さてさてミツバチの方はというと、花がなくなり、寒さにも弱いので、これからは越冬にむけて給餌のお世話や防寒対策をしていきます。

春になってまた元気に蜜を集めだすのが待ち遠しいです。

流木女子が流行るかもしれない。

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こんにちは。

鮎市場の協力隊の丸石あいみです(^^)

「流木女子」という言葉が流行るかもしれない。

カープ女子やら

山ガールやら

あまちゃんやら

なにかと女の子をブームに乗っけるこのご時世。

私も乗っかってみようかと。

最近、高知新聞に載っかりました。