四万十市地域おこし協力隊四万十市地域おこし協力隊

2017年12月5日
休日養蜂ライフ

こんにちは、原田です。

仕事の休みの日に近所に住む養蜂の達人に習いながら、ミツバチ飼育に挑戦しました!

今回はその紹介をしたいと思います。

まずは巣箱作りから

山の現場から、杉の大きめの根元部分を分けて頂き、製材してもらったものから作りました。

今回は師匠流の単箱(箱の中に特にしきりを設けないタイプ)で挑戦です。

木の立っていた時の向きの通りに材を使わないと蜂が入らないそうで、

「なんで?!ほんとなのそれ??」と思いつつも逆さにならないように気をつけて組み立てました。

巣箱作り            

できた巣箱をミツバチが好みそうなところに・・・

南向き、陽が当たりすぎず、近くに外敵が寄り易い果樹がないところ・・・

誘引材に蜜蝋を溶かして巣箱内に着けたり、花を置いてみたり・・・

全く入らな~~~~~い!

優しい優しいお師匠様が分封群(次期女王蜂の誕生により分かれた群れ)を分けてくださり、むりくり養蜂ライフをスタート!

巣箱1

1つ目の巣は陽が当たりすぎたのか、逃げてしまいました。

巣箱1逃避

残った空っぽの巣板。。。

2つ目の巣は庭先の木陰に据えました。健気に営巣中の様子です。なにがなんだか・・・

たまに巣箱の下に溜まったゴミを掃除してあげるくらいのお世話で、あとは蜂の営みを眺めて癒される日々を送りました。

ハチと花

毎日蜜や花粉を集めに飛び立っては帰還する働き蜂、スズメバチに対して懸命に追い払う門番の小さな勇士姿は感動ですし、捕食される現場を目撃した時には悲しくなりながら自然の摂理だな~と学びました。

 

ある日、帰るとオオスズメバチとミツバチの黒くなった死体が大量に落ちていました。

ニホンミツバチ特有の習性、熱殺蜂球の跡です。

外敵に対し、群れで囲んで羽ばたいて高温にし、熱殺する投げ身の防衛手段!

観察すればするほど、ニホンミツバチの魅力にハマってしまいました。

そしてついに採蜜です。

完全防護で挑みましたが、温かい季節だったので、まったく攻撃されませんでした。

採蜜 巣箱の中

ミツバチの塊!す、すごい!

一生懸命集めているのを眺めすぎたのか、申し訳なくなってしまい頂くのは半分にしておきました。

 

ミツバチが丁寧に蓋をしたハチミツの貯蔵房を開けて3日ほど垂らして集めました。

垂らす容器は生ごみからEM肥料を作るバケツが便利!もちろん新品です。

採蜜 瓶詰

お味の方は・・・・甘い!サラサラ!でもなんか・・・師匠のより苦い・・・。

なんで~!

原因に考えられるのは、休耕田に群生しているセイタカアワダチソウの蜜、採蜜の際に蜂も一緒に垂らしていたか・・・まだまだ!次にチャレンジ!

ハチミツだけではなく、採蜜後の空っぽの巣も利用価値があるようで、加工してみました。

働きバチが自分の分泌液と花粉を混ぜて作るロウが巣の材料です。

蜜蝋精製中

そのロウの成分だけを抽出し

精製後蜜蝋

冷まして固めます。厚さ2〜3mmの板になりました。

ミツロウ加工

ロウと植物油を湯煎で混ぜ合わせたら

リップクリーム

容器に入れて完成!

オイルとロウの割合でリップクリーム・ハンドクリーム・蜜蝋ワックスが作れます。

 

少しですが、イベントで販売してみました。

宿毛駅祭り販売

自然由来の肌にやさしく保湿力に優れた蜜蝋クリーム♪

おかげさまで、完売しました~

 

さてさてミツバチの方はというと、花がなくなり、寒さにも弱いので、これからは越冬にむけて給餌のお世話や防寒対策をしていきます。

春になってまた元気に蜜を集めだすのが待ち遠しいです。