四万十市地域おこし協力隊四万十市地域おこし協力隊

2022年6月3日
【空き家リフォームの考え方vol.11】床下の浸水調査

投稿者:土居佑志 投稿日:2022年6月6日

こんにちは。

空き家担当の土居です。

 

今回は、雨天時に床下が濡れていることを発見した場合の調査・対処要領について一例をご紹介します。

手順は以下の通りです。

1 水が溜まっている場所を特定する。

2 水の侵入口を捜索する。

3 水源の深さを計測する。

4 浸水の原因を考える。

 

1 水が溜まっている場所を特定する。

 どこが水源となって、周囲に影響を及ぼしているのか、場所を特定する。

 

2 水の侵入口を捜索する。

① 水源と予想した位置を掘削する。

・ 基礎に影響が出ないよう近辺は掘削しない。

・ 周囲に水道管等の配管が通っていないか確認する。

3 水源の深さを計測する。

① 水が水源に侵入している深さを図る。

② 水源に水が侵入している高さ(深さ)から、水の侵入経路を予想する。

 

4 浸水の原因を考える。

① 水道管の破損による漏水か

② 建物周辺の雨水・汚水の排水不良(クラック等が起因)による漏水か

③ 基礎の下が、帯水層あるいは雨水の流れ道となっているか

調査結果をもとに、対策を講じます。上記①~③の場合の対処要領として、例えば、

 

① 水道管の漏水場所を特定して対処するか、調査(特定)せずに水道管を全て取り換える。

② クラック等を補修(防水セメント・防水モルタル)する。

③ 外部に桝を作り、そこに水が集まるようにする。

 

床下の浸水調査については以上です。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。