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2022年5月27日
【空き家リフォームの考え方vol.8】床の施工

投稿者:土居佑志 投稿日:2022年6月3日

こんにちは。

空き家担当の土居です。

 

今回は和室の洋室化に伴う『床の施工』についてご紹介します。

手順は、以下の通りです。

1 床材の撤去・床下確認

2 防水シートの設置

3 床の測定

4 床の施工

 

1 床材の撤去・床下確認

 畳を撤去し、床下を確認すると、雨天時に床下が湿っていることを確認した場合、湿気対策を考える事が必要です。

 また、床をクッションフロア(ビニール素材)で仕上げる場合は、畳(湿度をコントロール)を使用する場合に比べて、床下の湿気が高くなることが予想できます。

 その場合は、床上に防水シートを設置することで、湿気の緩和を図ります。

 

2 防水シートの設置

① 防水シートを購入する。

 透湿防水シートや防水気密テープといった高性能の製品を使う要領もありますが、経費削減のため、農業用のビニールシートを使用するという割り切った考え方もできます。

 1.8m幅で長さ10mの場合、6畳+押し入れ分の施工が可能です。

② 防水シートを展開する。(つなぎ目は30cm重なるようにする)

 束の部分は、切込みを入れて、束を巻き込んで設置する。

③ シートとシートの継ぎ目を接着する。

 経費削減のため、コーキングを3線引いて圧着する。

3 床の測定

① レーザー水準器を使用して床からの高さを測定し、現状を把握する。

 尺金は垂直に立てる。(尺金の先端を前後に動かし、一番低い数字が出る位置が垂直)

② 全体的な沈下状況を把握し、基準とする高さを決める。

 

4 床の施工

① パッキンで高さを調整する。

② 根太と根太の間に断熱材を入れて留める。

③ 合板を敷いて留める。

 ④ 仕上げ(クッションフロア)をする。

 

以上が床の施工の一連の手順になります。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

次回は、合板のカット要領についてご紹介します。