こんにちは。
空き家担当の土居です。
今回は和室の洋室化に伴う『床の施工』についてご紹介します。
手順は、以下の通りです。
1 床材の撤去・床下確認
2 防水シートの設置
3 床の測定
4 床の施工
畳を撤去し、床下を確認すると、雨天時に床下が湿っていることを確認した場合、湿気対策を考える事が必要です。
また、床をクッションフロア(ビニール素材)で仕上げる場合は、畳(湿度をコントロール)を使用する場合に比べて、床下の湿気が高くなることが予想できます。
その場合は、床上に防水シートを設置することで、湿気の緩和を図ります。
① 防水シートを購入する。
透湿防水シートや防水気密テープといった高性能の製品を使う要領もありますが、経費削減のため、農業用のビニールシートを使用するという割り切った考え方もできます。
1.8m幅で長さ10mの場合、6畳+押し入れ分の施工が可能です。
② 防水シートを展開する。(つなぎ目は30cm重なるようにする)
束の部分は、切込みを入れて、束を巻き込んで設置する。
③ シートとシートの継ぎ目を接着する。
経費削減のため、コーキングを3線引いて圧着する。
① レーザー水準器を使用して床からの高さを測定し、現状を把握する。
尺金は垂直に立てる。(尺金の先端を前後に動かし、一番低い数字が出る位置が垂直)
② 全体的な沈下状況を把握し、基準とする高さを決める。
① パッキンで高さを調整する。
② 根太と根太の間に断熱材を入れて留める。
③ 合板を敷いて留める。
④ 仕上げ(クッションフロア)をする。
以上が床の施工の一連の手順になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回は、合板のカット要領についてご紹介します。