私たちが住んでいる地域には、幅広い年代、様々な家族構成、職業、生活環境の方が存在し、経済面、健康面、生活環境面等、それぞれがいろいろな課題を抱えながら生活しています。
「行政が抱える課題」
「夫婦共働きの子育て世帯が抱える課題」
「自営業者が抱える課題」
「学生が抱える課題」
「高齢者が抱える課題
「移住者が抱える課題」 等
見る人の視点が変われば、抱えている課題も異なるため、話し合いの場で、各人の主張をぶつけ合うだけでは、意見はまとまりません。
「私が住んでる地域は、行政の対応が悪い」
どの地域でもよく耳にする言葉ですが、この言葉を聞いて、どのように感じますか?
自分が住んでいる地域なのに、どこか他人事のように感じませんか?
例えば、無料で使用できる大型駐車場が必要という要望があるとします。今すぐに解決してほしいと願う依頼者の期待と行政の取り組み速度(用地取得の問題、予算の問題から先延ばし)にギャップがあったとします。その時に、行政はやる気がないと切り捨てて考えた場合、その課題は自分が解決できる課題ではなくなります。
問題を解決するためには、何故、そのような対応になっているのか、自分事として捉え、双方が歩み寄りながら解決策を模索して、取り組むことが必要だと思います。
世の中には、他責にしたくなる出来事がたくさんありますが、ただ、一つ言えることは、「当事者意識がない人が、どれだけ綺麗ごとや正論を語っても、相手には響きません」し、「当事者意識をもって話していたとしても、相手が自分事として受け取らなければ、期待していた結果を得ることは困難」だという事です。
結局のところ、まちづくりとは、一つ一つの「コミュニティが掲げる理念や活動に対して、魅力を感じてもらうこと、愛着を持ってもらうこと」と、「その理念や活動に共感して、自分事として取り組みたい、応援したいという人」で生まれる、「自分事化のネットワーク」を拡げていくことそのものではないかと思います。
私の地域おこし協力隊としてのミッションは、まちなか再生の一環として、まちなか景観と空き家対策などの課題に係る協力活動です。
「どんなまちに住みたいのか」「どんなまちにしたいのか」
まちに住んでいる人の想いに触れながら、まちづくりの一端を担い、今より少しでも多く豊かさを感じられる、そんなまちづくりに貢献したいと思っています。
〇 人が明るい、前向き、親切
〇 自然が豊富(海・山・川が近くて、食材も美味しい)
〇 ほどよく便利(生活に不自由がない)
〇 空き家・空き店舗(資源)が利活用されていないのがもったいない。
〇 山林(資源)が豊富なのに、活用しきれていないのがもったいない。