四万十市地域おこし協力隊四万十市地域おこし協力隊

2021年5月25日
【まちづくり通信vol.5】機能から考えるDIY ー手すりについて考えるー

投稿者:土居佑志 投稿日:2021年5月25日

機能から考えるDIY

ー 手すりについて考える ー

【手すりの役割】

 歩行や日常的な動作(段差を越える、階段を昇降する、立ち上がる等)を円滑にしたり、転倒を防止する。

 

【主要な手すりの種類】

◇ 形 状    : I型、L型、波型、据え置き型 等

◇ サイズ    : 直径28mm~35mm

◇ 設置する高さ : 一般的には、750mm~850mm

I型
L型
波型
据え置き型

手すりはどこにどのように取り付ければいいのか?

【手すりの取り付けについて考える】

1 『歩行を補助するために取り付ける場合は水平方向(横向き)』に、『段差の昇降を補助するために取り付ける場合は、垂直方向(縦向き) 』に取り付けるのが一般的です。

 

2 本記事においては、前提事項として、①歩行を補助する目的②木造住宅で石膏ボードの上を壁紙で仕上げている壁面に対して手すりを取り付ける要領について記載します。

 

3 手すりは、強度を確保するために、石膏ボードの裏にある柱・間柱に取り付ける必要があります。

 

4 手すりを取り付けたい位置に柱・間柱がない場合は、

 ①手すりの位置等を変える

 ②手すりの下地をつくる

 ③石膏ボードの裏に柱をつくる 

 ことで、強度を確保します。

【歩行を補助する目的】
強度不足
手すり位置を変える
手すりの長さを変える
下地をつくる
石膏ボードの裏に柱を追加
【L型の手すりを取り付ける要領】歩行を補助する目的+段差の昇降を補助する目的で手すりを取り付ける
強度不足
下地をつくる
石膏ボードの裏に柱を追加